アメリカの9月利上げを巡って、日替わりで利上げ決行/延期の折込を繰り返していた相場でしたが、結局延期となりました。
それにより、新興国株価上昇、NY金上昇、円高が起こっています。
昨日の日銀会合からの円安の流れからすると、まるで騙しのような結果です。
そもそも特に上がるはずのない内容、かと言って悪材料出尽くしのような場面でもないところからの円安と株高は、ちょっとおかしなことだったのですが…。
利上げは先延ばしになっただけで、今後も利上げ思惑の度に水を注されるわけで、先延ばしを好感している市場の反応もどうかと思います。
何より円高に進んでる分、日本には悪影響間違いなしです。
今のところ日本の金相場はNY金の上昇と円高により、それほど変化は無いです。
それよりも、以前からお伝えしていますが、金相場には大きな懸念があります。
というのは、この場面でもビットコインはかなりの高値圏を維持しています。
通貨←→金を行き来していた資金のうち、ビットコインに流れ込んでいるものが多い証拠だと思われ、その資金がビットコインに流れれば、当然金相場は徐々に下落していきます。
以前にTVでプラチナのインゴットを資産運用目的で購入する人の紹介をしていたのを見ましたが、その頃からするとプラチナは2割以上の下落が起こっていると思います。
もしビットコインの制度破綻みたいなことが起これば、金・プラチナ相場に資金が流入して”回復”すると思いますが、そうでない限りはいくら安いと言っても、資産運用目的で金やプラチナを買うことが得策であるとは思えない状況になってきています。