2015年の11月に約2万円だった日経平均は12月から下落を続け、2016年になってからさらに下げ幅を拡げ、1/15時点で17147円で引けました。
反発や値幅の変化から2015/9/29につけた安値16901円のラインは堅いのではないかと思っていましたが、ヨーロッパ株安、アメリカ株安、原油安、円高などの影響を受け、夜間に日経平均先物は16,900円を易々と割り、最安値16,570円を付けました。
月曜の寄りまでに何かが解決されるわけでもなく、かなり厳しい週明けを迎えるのは明白です。
個人的には今年中に15,980円を付ける(そこは堅い)のではと予想していましたが、あまりに早すぎる接近に、それすら危うい感じも出始めています。
今までもサブプライムショック、リーマンショック、ギリシャショックなど、何かがきっかけで起こる世界的な金融危機はいろいろありましたが、今回のこれは何と呼ぶべきでしょう…?
アメリカの緩和終了と原油安とチャイナショック第二波が主な原因ですが、日本株が下落するきっかけと言えば…(自称)水爆実験の爆風はある意味日本に届いたのかもしれません。
NY金は上がるわけでも下がるわけでもなく特に動きはありませんが、円高の分だけ日本国内の金相場が下がっています。
それ以上に、プラチナ相場はもっと下がっています。
一般的にプラチナの方が稀少で高いイメージがあると思いますが、100%の純度で比べますと金の3/4の金額になりつつあります。
アクセサリーによく使われるK18(金の純度75%)とPt900(プラチナの純度90%)で比較してみても、実は去年の11/10あたりからK18の方が高くなっています。
そんなプラチナも、2008年に7,589円を付けたことがありました。
多分今の感覚だと、滅多なことがない限り戻れない位置ですね。
相場は下落中ですがまだ水準訂正の最中であり、安くなっているとはいえ長期目線で見ればまだ高い位置です。
この水準に”戻れなくなる可能性”は残っています…。
反発待ちをするより、ご不要な金・プラチナ製品はなるべくお早めの換金をお薦めします。